2001年7月23日(月)
山林の評価や鑑定は命がけ
「不動産鑑定」2001.7月号(住宅新報社発行)では、裁判官と鑑定士さんとの対談連載記事「わかりやすい競売評価実務」があります。山林の評価実務の苦労話がかかれています。
「山林に入り込むと、自分がどこにいるのか分らなくなることがあります。用心のために、山に入る前に自分の事務所に予定を連絡しておくなど身の安全に気を使う必要があるでしょう。…野猿はいいのですが、鹿、猪、蛇、毒蜘蛛、また漆の木などは注意が必要です。…大型獣や鉄砲打ちに対しては笛を鳴らしながら山深い山腹に調査に入ったこともあります。」不動産鑑定士さんの仕事も命がけのようです。
普段は余り見ることのできない土地の「法典図」「林班図」や「森林簿」の見本も掲載されています。
日本の国土の大部分は山林です。不動産コンサル財産コンサルというのなら、いやでも踏み込まざるをえなくなるのが山林です。Bird発行人には真夏に普通の革靴で現地調査に付き添って、へトヘトドロドロになった苦しい経験があります。猫の額ほどの山林でしたが。お弁当持ってのハイキングは楽しいのですが、道無き道の現地調査は自然との格闘です。
ちなみに市街地山林の相続税は大変です。よく考えずに相続すると相続税破産のきっかけです。国税庁方式で評価するととてつもない評価額になります。もちろん、市街地山林ならば物納は可能ですが接道等の条件が厳しいので注意が必要になります。なお市街化調整区域の山林は原則では物納不可です。
山林の縄伸びは驚く程大きいことが多く物納のための測量でそれが露見します。地積が当初申告より広くなるのですから相続税の修正申告が求められ、過少申告加算税や延滞税ともなってしまいます。


